海上輸送

私たちの毎日のくらしや、さまざまな産業活動から膨大な量の廃棄物が排出されています。
近年、中間処理により再生利用が進み減量化が行われていますが、今なお最終処分場に廃棄物が運ばれています。
近畿2府4県168市町村から排出される廃棄物を埋立最終処分場に全て陸送すると、国が進める二酸化炭素の排出削減政策に沿わず、この対策として海上輸送へのモーダルシフトの推進が求められ、海上輸送することで二酸化炭素排出量は1/23に削減することが可能です。
弊社は堺基地及び和歌山基地に集められた廃棄物を埋立処分場へ所有船舶を使用して搬送しています。

第5隠岐丸 + BG-701

2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生。

■水産廃棄物の海洋投入

大船渡市及び陸前高田市では、沿岸部の冷凍倉庫が被災した結果、保存していた水産物が腐敗し、異臭やハエの発生源になり、住民の悩みの種でした。これら水産廃棄物を環境省の許可を受け、弊社所有の全開バージBG-201にて沿岸漁業への影響の無い沖合まで運び、海洋投入を行いました。

■災害廃棄物運搬

瓦礫、木くずなどの災害廃棄物を速やかに処理するため、太平洋セメント大船渡工場でセメント用原料として活用するため関連会社が陸前高田市で分別した災害廃棄物を太平洋セメント大船渡工場まで海上輸送並びに陸揚げ作業に貢献しています。

太平洋セメント大船渡工場

太平洋セメント大船渡工場陸揚げ作業

太平洋セメントに輸送した可燃災害廃棄物